Photographer
SHIGERU MASUI
"WHAT I SEE"
《WHAT I SEE》は写真家の増井繁が、2020年から2022年のロンドン滞在中に制作したロンドンを中心にブライトンなど各地を撮影した風景作品のシリーズです。タイトルの《WHAT I SEE》は日本語で「私が見たもの」という意味であり、撮影という行為に積極的に「私」という意識を介入させることで、パーソナルな記憶の作品として制作されました。増井はこのシリーズの撮影に35mmのネガフィルムを使用し、自らフィルムスキャンやレタッチなどの現像工程を行いました。その結果、作品は私小説のようなある種のファンタジー性を獲得しています。また増井にとっての風景写真は、彼がカメラを持ちながら過ごしてきた日々の証であり、カメラとの関係性の原点でもあり、重要なカテゴリーとして位置づけられています。これらの風景は、日々の生活から切り離された単に美しい風景ではなく、まぎれもなく彼の生活の延長であり、一瞬一瞬の隣り合わせの緊迫感や不安を内包しつつも、どこか夢心地のする空気感が漂っています。JUNYA WARASHINAの設立以前にかつてデザイナーの藁科も住んでいたロンドン。過日への思いを馳せながら、今回のコラボレーションが結実しました。
増井 繁 | Shigeru Masui
東京を拠点に活動する写真家。1989年日本人と韓国人の両親のもと新潟で生まれ、幼少期を過ごす。2009年に東京でスタイリストとしての活動をはじめる。その後2011年に写真家のJorgen Axelvall氏やJacob Hodgkinson氏に師事し、写真家へ転身する。以降は主にファッション分野で写真家として活動する。2015年国際的な写真家であるMario Testino氏にその才能を認められ師事する。2020年渡英、ロンドンにあるMario Testinoのスタジオで作品制作の経験を積む。2022年帰国。現在、Shigeru MasuiはAoi Proに所属する傍ら、アーティストとして写真制作に取り組み、新進気鋭の写真家として、国内外で注目されています。
摄影师
SHIGERU MASUI
"WHAT I SEE"
《WHAT I SEE》是摄影师增井繁 2020 年至 2022 年在伦敦期间创作的。这是一系列在不同地点拍摄的风景影像。 《WHAT I SEE》在日语中意为“我所看到的”,是通过强烈的自我意识介入摄影,创作的个人记忆作品。增井在这个系列中使用了35毫米负片,并独自完成显影及底片的后期处理。作品呈现出私小说般的奇幻色彩。对于增井来说,摄影是他每天带着相机度过一日日的见证,生活中离不开相机,也离不开摄影,这种原始的联结对增井来说非常重要。这些影像不仅仅是脱离日常生活的美丽风景。更是他生命的延伸,按下快门的每个瞬间都在凝视、时刻带着紧张的情绪,而风景本身又无处不在透露着一丝梦幻气息,这其中的反差令人着迷。品牌JUNYA WARASHINA在成立之前,设计师也生活在伦敦,两人借由影像回想过去,于是有了这次合作的实现。
增井繁 | Shigeru Masui | 摄影师、现居东京的 1989年出生于新泻,父母是日本人和韩国人,并在新泻度过童年2009年开始在东京担任造型师。2011 年师从摄影师 Jorgen Axelvall 和Jacob Hodgkinson,转型成为摄影师,主要从事时尚领域工作。2015年,他的才华得到了国际摄影师Mario Testino的青睐,2020年-2022年在英国伦敦Mario Testino 工作室工作并获得创作作品的经验。 2022年返回日本。目前增井繁隶属于 Aoi Pro同时,他也以艺术家的身份从事摄影工作,作为新锐摄影师受到海内外的关注。